「東京貧困女子」中村淳彦 (2019、東洋経済新報社)
日本語を勉強している韓国人です。この本は僕が初めて真面目に読んだ日本語の書籍です。(先にある女優の軽いエッセイを読んだことがあるんです。)
著者の中村淳彦さんはどん底の世界を取材しているノンフィクションライターです。著者は東京で生きる貧困女性の取材を通じて、社会の真っ暗な面を見てくれました。
奨学金という名の借金を背負わされた女子大学生、シングルマザ-、非正規労働者、パワハラ被害者、キャリアを認められない高学歴専業主婦、単身の中高年女性等、様々な女性たちの貧困の悲劇を見ました。
この本を読んでいる間ずっと心が重いでした。当然、韓国にも貧困問題があるんです。各国の制度を整備しなければならないですが、難しいことだと思います。さらに日本も、韓国も極端な少子高齢化の問題さえ抱えています。
この本をきっかけに日本のノンフィクションに興味ができました。これから韓国人の視線で読書感想を書いてみます。よろしくお願いいたします。